こんにちは。西条(愛媛)の耳つぼダイエットサロン『スリムインルーチェル』の尾﨑です。
「健康に痩せる」ために、とっても参考になる考え方があります。
それはドべネックの桶(桶の理論)という考え方。
ドベネックの桶とはドイツの科学者で「農芸化学の父」とも称された、ユーストゥス・フォン・リービッヒが提唱した「リービッヒの最小律」を分かりやすい形で説明したもの。
ふと自分の食生活や日々の生活習慣に疑問を感じた時、原点に立ち返るための最適な見本材料としてとても役に立ちます。
ドベネックの桶(桶の理論)は、人が健康な人生を送るために必要な栄養バランスを図解した「理想的な」指標となりますので、このページではドベネックの桶(桶の理論)について解説したいと思います。
ご存知ですが?「ドベネックの桶」
「ドベネックの桶」という言葉をご存知でしょうか。
何かの数式の名称を連想させる摩訶不思議なこの言葉、
ドベネックの桶とは本来、バランスの良い食生活や健康との関係を表したものではなく、植物の成長の仕組みを例えたものなのです。
ドベネックの桶(桶の理論)をわかりやすく解説
ドベネックの桶(桶の理論)は、図解にすれば一目瞭然です。植物の成長に必要不可欠な「養分」「要因」を桶を形成する板1枚1枚に見立てます。それを縄でぎゅっと縛り、1つの桶を作ります。そこに注ぎ入れた水がすなわち「植物の成長できるもと」というわけです。
上の図のように、バランスが良いと、桶の縁まで栄養を蓄えることができます。
ところが・・・
1枚の板の欠損が全体の栄養バランスを下げる
もし仮に、そのうちの板が1枚外れていたり、壊れていたりしたらどうでしょうか。
たちまちそこから水が溢れだし、溜まっていたはずの水は、本来の水位を保てず、全ての水を失ってしまうか、一番低い板の高さの水位を保つことになります。
どの板も高く頑丈ならば、中には沢山の水を溜め込むことができますし、反対に低く隙間だらけの桶なら、満足に水を注ぐことすらできません。
このように、植物の成長には全ての要素がバランスよく揃うのが理想的であり、どれが欠けても成長することはできない、これが「ドベネックの桶」の定理(桶の理論)です。
ドベネックの桶(桶の理論)を人の健康と栄養素に当てはめてみよう
それではこの図を使い人の健康と栄養素に応用してみましょう。
まず人間が健康的な体を保っていくためには、3大栄養素と言われる炭水化物・たんぱく質・脂質が必要です。これにビタミン・ミネラルを加えたものが5大栄養素。
これらを中心に食物繊維・DHA・近年徐々に注目され始めているファイトケミカルなどの栄養素を加えそれぞれの板から成る桶を作り、水を溜めることにします。
全ての栄養素が、本来必要とされる量をバランスよくキープしていれば、満々と栄養をためることができます。
ところが・・・
バランスが悪くなった桶はどうなる?
上の図のように、全ての栄養素が満々と栄養を貯められる状態が理想ですが、実際にはそのようにはいきません。
例えば美容にはビタミンが良いだろうとそればかり大量に摂っていれば、確かにビタミンの板は高く強固になってはいきますが桶の全体のバランスは崩れてしまいます。
上の桶の図をみて頂いたらわかるように、一つの栄養素が欠けると、折角ためた栄養も、そこから流れ出てしまうということなんですね。だから、やっぱりバランスよく栄養は摂らなければならないってことなんですね。
栄養素の役割を考えてみよう
ビタミン
ビタミンは他の栄養素と結び付くことで初めて本来の効果を発揮するものも多く、他の栄養素の代謝を助ける作用があります。
つまり、ビタミンは単体で摂取しても、求める効果は得にくいということ。
体内で合成することができないビタミンは毎日食品から摂る必要がありますが、そのコツとしては「沢山の種類を毎日少量ずつ」。
例えば皮膚や粘膜の健康を保つ効果のあるビタミンA、抗酸化作用のあるビタミンC、
カルシウムの吸収を助ける働きがあるビタミンD。
ビタミンB群は糖質・脂質を代謝させたり他の成分との相乗効果でエネルギーを生成する作用を持ち、基礎代謝を上げる食品としても非常に大切な栄養素です。
ミネラル
ミネラルは本来は元素の1種であり、人の体の構成や生命維持には必要不可欠な存在です。
しかし残念ながらミネラルもビタミン同様、人の体内では作り出すことができない栄養素。
ミネラルの種類には代表的なもので、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム、亜鉛などがありますが、特に私達日本人は慢性的なカルシウム不足だと言われています。
カルシウムが不足し引き起こされる恐ろしい病気といえば、骨粗鬆症や高血圧、動脈硬化など。また女性に多い貧血は言わずもがな、鉄分不足が原因で起こるものです。
ミネラルを多く含む食品といえば、例えば煮干し、わかめ、納豆、切り干し大根など…
どちらかといえば古くから日本にある馴染み深い食品ばかりです。
今も積極的に摂っていると自信を持って言える人は、おそらく少ないのではないでしょうか。
昔は当たり前のように食卓に並んでいた食材が健康の重要なヒントだということは実はよくあります。
情報過多の現代だからこそ「先人の知恵」に見習うべき部分が多いことに気付く点も多いものです。
ですので、健康に痩せてリバウンドしないためには、やっぱり基礎代謝を常にあげられるような食事をしながら、現代人に足りない栄養素を補給することが大切なんです。
基礎代謝をあげるような食事は、免疫力を高めることにもつながりますからね。
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